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zoom RSS ひめゆりのあとがき・その2

<<   作成日時 : 2017/08/24 03:41   >>

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皆さんこんばんは。
当ブログにおいては2年前(平成25年7月2日)に『ひめゆり五周年感謝増刊』というタイトルでブログ記事をUPしておりますが、その記事において解説に不足を感じましたので今回「その2」と題して記事をUPいたします。
まあ蛇足といえば蛇足ですが、動画を見て下さった方々の感じ方も人それぞれでありますので親切心の押し売りとでも思っていただければ結構であります。









まず作品制作のあらましから。


物語原作、作画、挿入歌歌詞の作成は本ブログでお付き合いさせていただいておりました、いわばブログ友のshiori様であります。
そして挿入歌含め音楽全般の作曲、動画の構成・編集・演出効果、英字挿入などが私・祐太郎飯店であります。

そもそもはこのような紙芝居ドラマのような構成の作品ではなく、音楽のPVを一緒に作ろう、というのが事の始まりでした。
初期段階でshiori様が描いてきた絵が10枚程度だったかな・・・それと同時に曲の歌詞を作って下さったので私としてはまず4〜5分の曲を作るつもりで製作に取り掛かりました。


ひめゆり試作品(その1)





まずコレ、「ひめゆり試作品その1」は歌詞に合わせて製作しました。
やさしい雰囲気で悪い曲ではない、というものの・・・なんか明るすぎねえかな・・・
歌詞やその後送られてきた物語の雰囲気に全然合ってないですね。
もうちょっと悲しみとか苦しみを表現したい、というワケであえなくボツ。




ひめゆり試作品(その2)





あえなくボツになった作品の反省を受けて次に取り掛かったのがこの曲。
もうちょっと悲壮感とかを出そう、という事で製作途中までは『いいんじゃないか?』と思ってました。
けどやっぱりなんか物足りない・・・
更に言えば途中の「は〜かなく〜消えた〜」の部分、あれがとある曲に似てしまったんですよ。
で、自分で聴くたびにそのとある曲が浮かんできてしまう・・・と、そうなるともうダメですね。
その部分だけを作り変えるにしても、私の心は既にこの曲を捨てていました。

その後も2〜3曲候補の曲を作りましたがどうにもしっくりこない、そうこうしているうちにshioriさんからどんどん新しい絵のカットが送られてくる、そうした焦りからその頃はもう完全にテンパってましたね(笑)


そうしてドタバタしている中、shioriさんの絵と物語を頭の中で整理していくうちに、これはもう普通の単一の曲では表現出来ない、場面に合わせ曲調も展開も変えないとダメだ、という具合に作品の方向性が変化しはじめました。
あとは動画をご覧の通り、導入のピアノ部分、そして夏子と恵美の回想シーンのやさしいオーケストラ部分、そして
攻撃開始の本編曲、そしてエンディングのオルゴールから始まる部分と4つに曲を書き分けました。



本当にね、あれだけ情熱を傾けて時間と努力を注ぎ込んだ事はかつてなかったですよ。
苦しんだ曲作りと同時に行ったのが物語の信憑性と説得力の表現、とは言っても基本的にフィクションですがまったく現実と離れてはダメだと思ったので図書館に通って沖縄戦の資料や文献などを読み漁りました。
実際に行なわれた凄まじい記憶は調べるほどに胸が悪くなるような気分にもなりましたが。




画像



shioriさんの絵にしても全部が良かったわけじゃない、この絵の表現はマズイよ、とかこういう絵を追加してくれ、てな具合に私の方から随分と注文をつけました。
shioriさんはshioriさんで大変だったと思います。絵を一枚追加するだけでも結構な時間がかかる、それも一目で何がどうなっているか分かりやすい絵を描かなくちゃいけない、自分がやろうとしたらとてもじゃないけど出来ない苦労の作業だったと思います。


そうして出来上がったは動画はわずか9分15秒ではありますが、ご覧の通りちょっとした短編ドラマ、音楽のついた紙芝居のような雰囲気に仕上がりました。



作品は概ね好意的に評価していただいているようで大変嬉しく思っています。
特に今年はスゴかった。
毎年5月の終わり頃からお盆の時期までは凄く閲覧数が増えるし評価やコメントもたくさんいただけますが、今年の5月後半からは一日の閲覧数が毎日新記録更新してました。
その反面、ヘコむようなコメントも結構ありました。
そこそこの文面なら私もそのまま放っておきますし気にもなりませんが、あまりにヒドいコメントは問答無用で削除してしまいます。だって、そんな文面があるってだけで苦痛ですし。
多いのはやっぱり「初音ミク」に関してなんですよ。
私だって、いわゆるボカロではなくちゃんと人間が歌ってくれるならどんなに良いか、と思います。
でもプロに頼めばカネもかかる、年中金欠の(笑)私には無理ですよ。
素人さんでも上手い人はいるでしょうけど、生憎とそんな知り合いはいないし、いたところでどうやって収録するの?
カネも設備も何も無けりゃどうにもならんですよ。

そんなワケでボカロ「初音ミク」を結局使ってますけどコレに憎悪を感じたようなコメントが結構きます。
「初音ミクなんか使いやがって死ね」
「ボカロなんてふざけんな」
・・・みたいな。

困ったモンです。
そこは私も無理に理解してもらおうとは思ってません。おっしゃる事は事実ですしね。
こればっかりは仕方ないと諦めてます。



それと、ここで登場人物の女性の名前についてですが、名前は「恵美」と「夏子」であります。
名付け親も原作したshioriさんですが、shioriさんとのメッセージのやりとりでその理由についても語り合っています。
当時の女性の名前でよく見られたのが「トメ」「ツル」「カマ」「マツ」など、カタカナ二文字の女性が多く見られます。
最近でも見られるような名前は結構少なくて、「春子」とか「良子」など。
「恵美」「夏子」という名前は当時らしくないかも知れませんね。実際、動画のコメントで『当時は恵美という名前は使われておらずあからさまにフィクション・・・』というような事を書かれています。
でもそこはフィクションだから・・・などと誤魔化す気はありません。
実際の戦没者の中に恵美子さんという方がいてshioriさんはそこからいただいた、と語っておりました。
私としても、この動画を見るのは今の若い人たちが中心だし、ワールドワイドな動画サイトに上げるならあまり難しかったりモロに古臭い名前は受け入れにくく、それではよろしくないと私も思ってました。


画像


動画に対するコメントはごもっともではありますが、実際の人物の物語ではありませんし、あくまでフィクションを通して『こんな事があったんだよ』というのを広く伝えたいというのが趣旨であります。
ましてや『よくもアメ公の鬼畜野郎』みたいに憎しみを掘り起こしたのでは何もならない、そんなのは負の遺産にしかならない訳で、そんな負の遺産を掘り起こして未だに賠償だなんだと騒ぐのでは平和も友好もクソも無いとは思いませんか?
言いたかないけどそうやって騒いでる隣国を見て私だって辟易しますしね。



非難するのは簡単、銃を撃つのも簡単です。だって相手のことなんか考えない方がラクだしね。
国が違う、人種が違う、肌の色が違う、風土が違う、考え方も違う、食い物も違う・・・
自分と違うものに対して、それを受け入れようとすることは勇気も努力も必要な事ですから、ならば余計な事は考えない受け入れない方がラクなんですよ。
私も動画の最後に
「銃を撃つのは簡単、でも握手するのだって簡単なんだよ」
というコメントを書き加えてますが、実際はそれが難しいんですよね。
外交なんかを見てもそうです。
マスコミを前に笑顔で首脳同士が握手、でもその実は相手国に対していつでも撃てるミサイルが向いている・・・

・・・嫌ですよねえ。


私のメッセージは皆さんに届いてますか?


そんでもってこれ。平和を歌うプロテストソングになります。



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
もうあれから7年になるんですね。

そして、72年という時も流れましたが・・・。
時の流れ=過去というだけでなく、
悲しいことに…今も尚、考え続けていかなければならない課題。

私は「ひめゆりの願い」は、
内にあるテーマは勿論のこと、
素直に音楽として楽曲としてもいろんな人に聴いて欲しいなと思いますよ。
曲を聴いて、何かを知って・感じて・考えてみて・・・
それぞれに「きっかけ」があればいいなと。
反戦歌と構えるんじゃなく、自ら何かを自然に…ってね。

どんなテーマの歌でも、ジャンルでも、ノリでも、
先ずは作者の「想い」から始まると思ってます。

ネットは賛否両論の世界と思ってても、
「なぜ、そこでそれ(否の方)を言う?!」ってこともあるよね。
聴く側・受ける側も想い・考えを持ってたら、そんな事は言わない筈。
(討論と文句とは違うものね)

いつもどんなことでも
絶望を持つんじゃなく、希望を信じて・・・
いきたいです。
心音
2017/09/02 00:48
心音さん。

ごめん、せっかくコメントもらったのにうっかりしてました。
さて、この「ひめゆりの願い」は色んな側面がありますが、
私にとっては「曲作りの挑戦」でしたね。
自分なりに好きなメロディを作って普通に一曲に仕上げるものとは違い、
絵とか物語とか雰囲気に合わせながら、そうですね、映画の音楽みたいに場面に合わせた展開も意識しながら「歌」にする、そういう意味では本当に難しい挑戦でした。
だからこそおっしゃる通り、「曲」として色んな方に聴いてほしいですね。

でも今同じ事をやろうとしても簡単じゃないですねえ・・・それこそ相応の報酬が無きゃやってられませんな(笑)

動画についた賛否のコメントについては・・・まあ仕方ないですね。
いちいちビクついてたら作品などは作れないし・・・
と言いながら一時期はビビッていた私ですが(笑
でもこうやって後から思い返してみると、楽しかったかな。
祐太郎
2017/09/07 14:35

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