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zoom RSS ひめゆり五周年感謝増刊。

<<   作成日時 : 2015/07/02 09:22   >>

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「ひめゆりの願い」見ていただき感謝申し上げます。





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              告知用ポスター





【ストーリー・作画の解説】

ストーリーの考案はshiori様です。彼からいただいた素案をそのままここに載せます。



東堂夏子17才 神城恵美17才
二人は10年来の仲良しで学校もずっと一緒、落ち着いた感じだが芯が強い東堂夏子(とうどう なつこ)と明るくて人見知りしない神城恵美(かみしろ えみ)この二人の運命を分けてしまった太平洋戦争。
大戦末期、次々と友軍拠点が玉砕し、敵の反撃はついに彼女達の島にまでおよびました。
国の命令で彼女達も後方支援および看護の任務のため召集されました。戦闘は敵の上陸と共にますます激しくなり任務遂行は困難をきわめ、最悪の場合、軍から支給された手榴弾か青酸カリで自決するよう命じられ二人は覚悟を決めたのです。もしかしたら二度と生きてこの島の大地に立つことは出来ない、投降しても敵は必ず女は遊んだ上に戦車で引き殺すと教えこまれていました。
「そんな事は絶対させない、いさぎよく死をもって散るしかない。」
彼女達は死を覚悟しました。前線にて負傷兵の看護をする二人に現実は厳しく惨い様を見せ付けます。
「これが戦争なんだ、」
血で染まっていく島の大地を見ながら二人はそう思ったのでした。
そして運命の日、洞窟に負傷兵を搬送し次に移動しようとした時、敵に発見され恵美が狙撃され倒れました。必死に手当てをするも親友の恵美は夏子の腕の中で涙を流しながら死んでいきました。
恵美は最後の力で夏子に「生きて」と言うと自分のお守りを渡し永久の別れを告げたのでした。夏子の心は憎しみと怒りと悲しみが支配し敵に一矢報いて自分も恵美の所にいこう、もう残された道はそれしかないと思ったのです。
敵の拠点に手榴弾を抱いて自分もろとも突入し、敵を殺し自分も死ぬそれが今の自分の使命、しかし敵の偵察隊に発見されあえなく夏子は虜囚となってしまいました。
「もうだめだ、殺される・・・ごめん恵美」
しかし現実は違いました。捕らえられた夏子は殺されるどころか傷の手当てと食料を支給されました。そして敵の女性士官は日本語で優しく夏子を慰めてくれ、その上で
「コマンダーが貴女に会いたいそうよ、良いでしょう?」
と言うと中佐を呼びました。
中佐は沈痛な顔で
「君の友人を殺したのは私も同然、命令が徹底されずすまない、許してくれ」
そう夏子に告げ部屋を出て行きました。夏子は予想外の敵の対応に混乱しました。
「私は敵よ!なんで謝るの!どうして私を殺さないの!わからない、恵美助けて私はどうすれば良いのよ!」

・・・収容所で終戦を向かえ解放された夏子は本土に赴き、そこである男性と巡りあい結婚し二人の女の子を授かりました。一人は恵美、そしてもう一人は真里です。恵美は神城 恵美の恵美、真里は夏子に謝罪した中佐の娘さん
のマリーからもらいました。中佐には国に夏子達と同じ年頃の娘がいたのです。返還前の島に行くのは大変手間でしたが夏子は二人の娘をつれ旧友のもとに20年の月日を越え帰ってきたのです。




物語は以上の通りになります。この物語をもとに、僕の方で動画の途中に英文メインで挿入文を入れました。時に邪魔であり、時に舌足らずだったかもしれませんが。恵美が死ぬシーンにおいてお守りを渡しながら「あなたは生きて」とセリフを入れようか最後まで迷いましたね。




さて、作画の方ですが、作画に関しても全てshioriさんが手掛けております。最初にイラストが上がってきたのは公開の半年前2010年1月頃でしたか?



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最初の絵はまだ白黒でセピア調ではありませんでしたね。上の手榴弾のピンを抜くシーンの絵はボツになりましたが、このように使用されなかった絵を含めると何と60枚以上!描いてもらいました。shioriさんの努力にはまったく頭が下がります。



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この絵は僕のコダワリで無理を言って描いてもらいました。お陰で個人的にもお気に入りのカットになりました。
今回はアニメ制作ソフト「レタス」を導入し、もっと生生しく動くシーンをふんだんに入れようと思ってたのですが、僕がボンクラなせいでソフトが満足に扱えず、まともにアニメーションしない、そんな絵を無理矢理入れたら作品が壊れてしまうので結局不採用、このシーンにおいては髪の毛をなびかせるエフェクトを入れたのみです。この辺は経験もないド素人だから仕方ないかも知れないですね。それでもよく出来たと思ってます。
とにかく、映像の方は紙芝居的であっても、せっかく頑張って描いてくれた絵を出来るだけ生かせるよう、配慮したつもりです。shioriさんお疲れさまでした。ここで再度お礼を申し上げたい。






【音楽について】

作曲については随分苦労しました。
作詞もshioriさんが手掛けてますが、その詩に合わせメロディを考え、さらには場面にも合わせなければいけないので正直簡単な曲作りではなかったですね。
最初は詩にメロディを合わせるだけで何も考えてなかったかも知れません。試行錯誤を繰り返し採用した曲を含め5〜6曲書きましたかね・・・?
仕舞には心が折れそうになりましたけど・・・でもあそこで自分を誤魔化してあのまま曲作りを進めていたら作品はダメになっていたでしょう。

音質、つまりは伴奏ですが、そちらはあまり難しい事はしていません。シンプルなものです。ピアノだけで全部通してもいいと思ってたくらいでしたから、キモは情景と感情を盛り上げるようなメロディにある、と思ってました。そのかわりボーカルエフェクトにはかなりこだわりを持って作ってます。「空よ〜」とやまびこのように反復させる処理も今回初めて導入してみました。お陰でシンプルな割に異様な迫力は出たと思うんですがいかがでしたか?






この曲はエンディングシーンのものですが、これいいでしょう?(笑)
自分で言うのもなんですが、すごく好きな曲が出来たと思います。バイオリンの音には少々不満ですが、情景と感情、というキモに関しては過去最強の出来!と自負してます。自分でも泣くほど感情を込めました。ホントに泣きましたよ。
そんな訳でイントロのピアノ曲に始まって爆弾が落ちるまでのオーケストラ部、「空よ〜」から始まる中盤メイン部、そして最後のこの曲と、四部構成で「ひめゆりの願い」という一曲になります。動画9分15秒に渡って魂を込めましたよ。


さて、youtubeのUPに関しては、今回の音楽はボーカルに毎度おなじみ「初音ミク」を使っていますが、エンディングのスタッフロールに明記しただけで、youtubeの説明にもタグにも一切初音ミクとは明記していません。萌え系の連中に見てもらってもしょうがない・・・と思った部分もありましたしね。出来れば歌の上手い女性ボーカルが居ればなお良かったんですけど、アテもなかったですしね。男性ボーカルならアテはあるんですが、これ、男性が歌ったらダメでしょ?
自分で歌ったろか・・・と考えなくもなかった・・・(!)けど、それやってたら作品は死んでたし(笑)視聴者からはお叱りのコメントで溢れてたろうな。





さて、公開して満5年を過ぎましたが自分で考えていたよりも良い反響・・・というより想定以上のモノでした。
一見地味な作品にも思えますので地道に見てもらい、特に海外の方々に出来るだけ多く見てもらえればなあ・・・と最初の頃は思ってましたが自分でもビックリするくらい良い反応です。
皆様のお陰で現時点で再生回数は13万超、高評価は200を超え、製作当時の五年前に想定していたよりも良い反響を得られている様で大変嬉しく思っています。
また、日本国内だけでなくこの動画は海外の反応も良く、特にフランス、台湾、オーストリアなどで高い評価を得ております。せっかくワールドワイドな動画サイトなんだからと、そのあたりも想定して動画にわざわざ英語表記したかいがあったというものです。
勿論、高評価だけでなく否定的な意見も決して少なくはありません。低評価もちゃんと14もありますしね。
例えば・・・
初音ミクなんか使ってひめゆり学徒隊をナメてんのか!?
・・・という意見や、
音楽、絵ともに稚拙だとか、物語が短絡的とか色々言われたこともあり、その都度ヘコんだりもしましたけどね。
別にナメてるわけじゃない、まず初音ミクを作ったのはそれしか表現方法がなかったからですしね。
どこかに上手い女性ボーカルの方がいて、歌ってくれるというなら新たに動画を作り直してもいいと思っているくらいです。
・・・ともあれ、製作時においては時代背景やら当時の方から話を聞いたり調べたりと、決して甘い考えでは製作していません。稚拙と言われても出来る限りの事をしたと思ってます。
そういう次第で、概ね歓迎の意見が多いので苦労して作って良かったと思ってます。
見てくださった方々には本当に厚くお礼申しあげたい。
どうもありがとうございました。




そんなワケで、私は音楽に関しては学生の頃にホンのちょっとバンド活動みたいな事をして歌った経験があるだけで作曲とかそういう事に関しては二十歳を過ぎてから全くの素人から始めて全て独学で作るようになりました。
今はフツーに会社員をやって日々をノホホンと暮らしておりますがどうにも生きてる気がしないんです。
出来ればせめて1曲でいいからメジャーな場に作品を出したいと思ってます。
どなたか御力をお貸し頂ければ幸いです。いや冗談抜きで。
次の動画はそんな私が作った曲です。私のようにポッと出たような作曲屋がこうして作品を作ってもそもそも聴いてみようとアクセスもロクにしてもらえなくて寂しいです。
是非聴いてみてください。一生懸命作ってます。








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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは!
4日はアメリカの独立記念日なのでお祝いムードですよ。
この戦争のない平和な生活。いつまでも続いて欲しい。

祐太郎さんの曲は素晴らしいのできっかけがあれば
たくさんの方に聞いてもらえると思います。
前回の記事の技術的な事はよくわからないのですけど
書かれている内容は理解できます。
心地のよい音やよい機材を使ったり、テクニックなど
聴いてみようというきっかけになるのですよね?

こちらのブログを知り始めた頃、知り合いに聞いてもらったら
ちょっと今どきの音じゃない感じと言われました。
最近、近くに大型ショッピングモールができたので
よく行くのですが、80’sがかかっているのです。
新しい曲も当時の音楽っぽいんですよね。
今どきの音って言われてもよく分からないし
いい曲は流行に左右されないと思うのですが
今どきの音楽ってのもきっかけの一つになりますよね。
何が言いたいかと言うと、そろそろ祐太郎さんの音楽の時代が来る予感。
何かと物入りな年頃で大変だと思いますが頑張って下さいね。


2015/07/02 10:45
こんばんは。

もう5年になりますか〜
だけど、これは年数に限られる事なく
ずっと伝え続けられていく作品、
そして、伝え続けられていって欲しい作品だと思います。
それが、この5年の反響、評価等、表れているんですよね〜。

先日、TVで平和について考えることをやってました。
今は高齢社会。語り部となる方々も年々少なくなってきますし…
お元気でいらっしゃっても、酷く辛い記憶を話し始める事がなかなか出来ないという方も居ると聞きます。
戦争は過去の事だけというのじゃなく(危うい世の中でもあり…)。
これからは資料等の記録を元にでしか伝えられない時代に。。

でも もっと大事なのは、
戦争の事も一つ、また他の事からでも、、
人間社会の中での「平和」を
考える・伝えて行こうとする・感じ取る
じゃないかな〜と思います。

この「ひめゆりの願い」は
人々にその大切なきっかけを与えられてると思います!


ボカロ・ボカロと言ってるだけの人には、
その内容を受け止める人は中々いないのかも知れない…。
だけど、例えボカロ好きの人でも、
「音楽」を「作品」を受け止めて聴く人は必ず居ますから〜。

大事なのは内に存在するもの。
その想いをこれからもずっと繋げていってください〜。
マリルン
2015/07/02 22:39
月さん。

どうもお久し振りで!
音沙汰が無いので心配してましたがお元気そうで何よりです。

さて、本記事については5年前の発表当時にUPした「ひめゆりのあとがき」の記事をほぼそのまま掲載したものです。(五年前の記事を編集し直したらそれがちっともページに反映されない・・・ウェブリブログはダメだなあ・・・)
そんなワケでyoutubeで作品を見たお客さん用にわざわざ再UPしたんですよ。

それはそうと、私の音楽・・・については今アレコレと試行錯誤してます。
まだ新しい作業環境と使い勝手に慣れてないので思ったように音作りが出来てねえですし、
そしてこれは決して謙遜ではないんですけど、そもそもの自分の音作りって、アプローチが古臭いし技術的にもまだまだ下手なんですよね・・・・それをここ最近の勉強で痛感したところであります。
今は意地になってるだけかも知れませんね。
男の子だから負けたまんまじゃ悔しいんですよ(笑)
だから今製作中の新しい二曲は進退と夢を賭けてます。

カネがなくても生活は何とかなります・・・けど、夢が無くなったら生きてるのがつまんなくなっちまうのでね・・・。がんばります。
祐太郎
2015/07/02 22:39
マリルンさん。

こんばんは〜。
これまたタイムリーなタイミングですな。

そうですね、もう五年、早いものですね〜。
ネットで掘っていくと色々と展開されており、作品が一人歩きしてるような気もします。
私自身は別段平和だのなんだのと言うような左巻き思想ではないですし、頭に来ることは頭に来る、特に最近の近隣諸国の有り様などを見てるとコンチクショウと思わないでもないですが・・・
ぶっちゃけて言えば怖いから自分の周りでドンパチしないでくれ、というようなヘタレ思想ですし、
世界各国で今起きてるような憂慮する事態に対し何かを言うほど風呂敷も広げられませんけど、この作品がどこかのサイトで話題になってたり平和に対して何らかの議論の対象になるだけでも作って良かったと思ってます。
とはいえ、再生回数が13万とか言っても恐らくそのウチの半分以上はチラッと見ただけで
「何だコリャつまんねー」かも知れませんケド(笑)

曲作りについては意地と渇望ですな。
生活もシンドイので今はそのハングリー精神もプラスされてます
ボカロにコダワリはなく、作曲屋として評価されればそれで充分なんですけど・・・まだまだ下手クソなので道のりは遠いですよ。
でも次の新作二曲については自分でも楽しみです。
祐太郎
2015/07/02 23:12

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